うるし工房 想

三重県四日市市にて夫婦二人で漆の器と彫刻の工房を営んでいます。
漆器の産地、山中温泉で修業を積み、削り-下地-塗り- 絵付けまでを一人でこなす漆器職人。 とりわけお味噌汁の器に強いこだわりを持っています。
笹浦 裕一朗
Yuuichirou Sasaura

器作りと同じくらい力を入れるのはお味噌汁作り。 お味噌汁を美味しくいただくために、 毎日のお味噌汁作りに日々奮闘中。
お味噌汁と漆器の魅力を広め、 繋げるためにワークショップ等もひらいています。

国産の木を使い、ひとつひとつ手作業で作られるお椀。 手に取ってはじめて伝わる軽さ・ お味噌汁を口に含んだときに分かる口当たりの良さ。 そのような器でいただくお味噌汁には、毎日を生きる元気の源がたくさん詰まっています。
日々の暮らしを大切にしてほしい、毎日使うものだからこそ丁寧に作られたものを使ってほしいと願い、日々漆器作りに励んでいます。

★本物の漆
天然の保護塗料としては、漆が一番強く水に溶けないので汁物に適しています。
漆の種類
朱合漆 :油が混ざった漆(混ぜ物があると漆の力が弱くなる)
素黒目漆:油が混ざってない漆
「うるし工房 想」では素黒目漆で希釈なし。刷毛で塗っていますので、漆本来の水に強い漆器ができます。

★塗直しが出来る漆器
通常、漆器は削り・成形・塗の行程を分業でおこなっていますが 「うるし工房 想」はこの分業している行程を一貫して一人でおこなっています。故に、塗直し・修理が出来ます。
*塗直し・修理は痛み具合で値段がかわりますので、お見積りさせていただきます。
(例:塗直しだけなら¥1200程度です。)納期は2か月程かかります。

1978 三重県四日市市に生まれる
2002 石川県の挽物轆轤研修所に入所 基礎科、専門科を卒業
2003 高岡クラフト「金賞」受賞
2004 乾漆技術を学ぶため、伝統工芸展作家の畠中重民氏に学ぶ
2006 漆の技術を学ぶため、下地職人の田中育太郎氏に弟子入り
2008 厨子作り、刳り物の技術を学ぶために、人間国宝 村山明氏に学ぶ
2009 地元、四日市で工房をかまえる
2011 茶懐石料理を学びはじめる。茶道を始める
2012 伊勢、大阪等で個展
2015 漆器と彫刻 想を始動

笹浦 真理
ささうら まり

「手にとった方が幸せでありますように ほほえみで満たされますように」 そのような想いで、『豆仏(まめぶつ)』さまをお作りしています。
豆仏とは、小さな小さなほとけさま。額の小さな「つぶ」は、びゃくごうと呼ばれるほとけさまの“しるし”。 赤ちゃんのようなまんまるお顔に赤いほっぺ。いつもほほえみを浮かべています。その表情からはもちろん、手に取ってなでると桜の木のやさしさに包まれ不思議と心が癒されます。
人の心の奥深くに眠る悲しみや苦しみ、そしてよろこびに寄り添う小さな木彫りのお守りをこれからも作り続けていきたいと思います。

1980 名古屋市生まれ
2003 早稲田大学教育学部卒
2008 東京にて仏像彫刻をはじめる
2009 早稲田大学大学院教育学研究科後期博士課程単位取得退学
2010 髙木糀商店(金沢)にて二人展『素心仏展』
2012 林泉寺(東京)にて二人展『春の林泉寺展』
2013 宮城県石巻市を訪れ、被災した方々に豆仏さま70体を手渡す。
2014 名古屋市に戻る。BodaijuExpo3(New Osaka Hotel 心斎橋)に参加
2015 安産・子授けの寺として知られる腹帯観音堂の授与品を制作
現在、二児の子育てに奮闘中。

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